ミリ単位のトライ&エラー
約10年の構想期間、50以上もの試作品を経て開発されたnatu-reverbですが、基本構成が固まった後も、より良いリバーブがお届けできるよう何度も修正が加えられています。
私たちは商品をあらゆる角度から客観的に分析し、随時改善を加えています。
このページでは、私たちの主力商品であるnatu-reverbにこめられたミリ単位のこだわりについてご説明します。
▼スプリングの組み合わせ
リバーブを生み出すには、ただ単にバネを搭載すれば良いというものではありません。
何の工夫もないバネを配置したところで、それぞれのバネが振動を打ち消し合い、決して良いリバーブは生まれません。
natu-reverbに導入されているスプリング(バネ)は、創業66年の老舗工場と共同開発した特別なもので、数々の検証の末に生まれたものです。
例えばアコースティックギター用AC-1nの場合、搭載されている6本のスプリングはすべて異なる仕様になっています。素材、線の太さ、バネの長さ、巻き数、先端の処理にいたるまで、細やかに調整とテストを重ね、最適な組み合わせに至っております。
なお、クラシックギター用CG-1nやウクレレ用UK-1nはスプリングが4本になっていますが、これはアコースティックギターとは大きく異なる振動特性に合わせたものです。
▼アルミフレームの役割
natu-reverbのリバーブは、スプリングだけで成り立っているわけではありません。実は、アルミフレームもリバーブの質や量に大きく関係しています。
当初の試作品では、ローズウッドなどの硬い木材を使っていましたが、その後、他の木材や真鍮やステンレスなどを含む金属を試すことになり、その結果、アルミが最も自然なリバーブを生むことがわかりました。
もちろん素材だけではありません。
アルミの厚さ、幅、長さの全てについて1mm単位で調整を繰り返し、現在の仕様に至っております。
例えば、2023年5月に実施したアップデートでは、サイドのアルミフレームの幅を2mm縮小しました。これにより、リバーブの硬さが抑えられ、従来よりもマイルドでピュアなリバーブが得られるようになりました。
▼脚部の役割
脚部も、リバーブの伝達におけるとても重要なパーツです。
このパーツについても、考えられるあらゆる素材、直径、長さをテストしました。
例えば、脚部を細くすると良いのではないかという意見があり、実際に試してみたところ、リバーブは逆に弱くなってしまいました。これは、脚が細くなったことで剛性が失われ不安定になったことにより、振動が脚部で吸収されてしまったためです。
このような細かいトライ&エラーを幾度となく繰り返し、製品開発を継続しています。
▼ケースレスデザインの意味
開発当初、スプリングがむき出しになることについて、デザイン面での懸念がありました。
そのためアルミや木材、プラスチック等でケースに収めた試作品もテストしましたが、リバーブの品質が大きく下がる結果となりました。これは、スプリングや楽器にダイレクトに伝えるべき振動がケースに吸収され、分散してしまうことが原因です。
ボディの中に収める商品の性質上、デザイン性よりも音質の優先度が圧倒的に高いため、スプリングを開放的に配置するケースレスのデザインを採用しております。
▼ぜひご体験ください
このように、natu-reverbが世に送り出されるまでには、あらゆる角度から何度も修正が加えられてきました。
詳細のアップデート情報はこちらのページでもまとめております。
いわば、natu-reverbは『無数の挫折とチャレンジ精神の結晶』です。
ぜひお手元に取っていただき、そのリバーブをご体験ください。
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