アコースティックギターを良い音で楽しむために、欠かせないのがリバーブです。
特に、アンプを通さずに生音でリバーブが楽しめると、自宅での演奏時間のクオリティが一気に上がり、ギターが今まで以上に楽しくなることは間違いありません。
実は、アコギの生音にリバーブを追加する方法は、生音にリバーブを追加する後付けピックアップだけではありません。
この記事では、生音にリバーブを追加する様々な方法を一気にご紹介し、それぞれのメリットやデメリットをご説明します。
▼生音にリバーブを追加する方法
アコースティックギターの生音にリバーブを追加するには、主に3つの方法があります。
まずはそれらをカテゴリー毎にご紹介します。
# 専用のギターを入手する
まずは、生音にリバーブが追加できる専用のギターを入手する方法です。
このカテゴリーでは、YAMAHAのトランスアコースティックギターが有名です。
電源を入れると内蔵の振動スピーカーからエフェクトが出力され、結果的に生音にエフェクトがかかったようなサウンドを楽しめます。
ただし費用面では、最低でも8万円以上するトランスアコースティックギターは決して安い買い物ではありません。
ENYA EA-X1やJames J-700シリーズなど、類似品であればもう少し安価にはなりますが、それでもギターを購入するにはそれなりのハードルを感じる人が多いでしょう。
# 生音リバーブ対応のピックアップを取り付ける
新しいギターを買うのではなく、自分のギターで生音リバーブを楽しみたい方には、生音リバーブ対応のピックアップが選択肢に入ってくるでしょう。
- DOUBLE S1 PRO
- SKYSONIC R2 Resonance Pickup
- X2 DOUBLE G0
- Double OS-1
これらの商品は数万円で手に入り、専用のギターを手に入れるより経済的です。
ただし、他のピックアップ商品と同様に加工が必要です。また、振動をボディに伝えるパーツを取り付ける必要があり、パーツの取り付け方にもコツが必要な場合があります。
# アナログのリバーブユニットと取り付ける
専用のギターにしても、生音リバーブ対応のピックアップにしても、デジタルで処理した音をギターに追加することには変わりありません。
しかし、アコースティックギターを弾く人の中には、デジタルよりもアナログを好む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが『アナログのリバーブユニットを追加する』という方法です。
ナチュリバーブ(natu-reverb)は日本で開発された新しい特許商品で、ギターの中に収めるだけでボディから自然な生音リバーブが発生します。
電気を全く使わない完全アナログなので、他の方法とは違い、純粋なアコースティックサウンドを楽しめる点が魅力です。
また、アコースティックギターだけでなく、クラシックギターやウクレレにも対応している点も大きいでしょう。
予算の面でも1万円台なので、ナチュリバーブは比較的気軽に試せる設定になっているのではないでしょうか。