アコギ用アンプとエレキ用アンプの違いとは？エレアコをエレキ用アンプに繋いだらダメ？

2023年11月10日

アンプは、ギターなど楽器の音を増幅するものですが、単純に音を大きくするだけでなく、音質を変化させたり新たな表現力を生み出したりもします。

実際にアコースティックギターのアンプにはどのような種類があり、エレキギター用アンプとの違いは何なのでしょうか？

この記事ではエレキギター用アンプとアコースティックギター用アンプの違いについて、わかりやすく解説します。

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▼エレキ用アンプとアコギ用アンプの違い

まずは、エレキギター用アンプとアコースティックギター用アンプの違いについて、複数の視点で順番に説明します。

# サウンドの違い

エレキギター用アンプは、エレキギターの音に歪みやエフェクトを加えて、様々な音色や表現を可能にするためのアンプです。
エレキギター用アンプには、クリーン、オーバードライブ、ディストーションなどのチャンネルがあり、音の特徴や強さを切り替えることができます。また、エコー、リバーブ、コーラスなどのエフェクトを内蔵しているものや、外部のエフェクターと接続できるものもあります。

一方で、アコースティックギター用アンプには、歪みやエフェクトを加えるチャンネルはありませんが、音質を調整するためのイコライザーや、残響や広がりを付加するためのリバーブやディレイなどのエフェクトが充実している場合が多いです。

# 電気的な違い

エレキギター用アンプとアコースティックギター用アンプは、増幅する回路の種類によって、トランジスタアンプと真空管アンプに分けられます。

トランジスタアンプは、半導体のトランジスタを使って音を増幅するアンプで、安価で軽量で耐久性が高いという特徴があります。

真空管アンプは、真空管を使って音を増幅するアンプで、高価で重量で故障しやすいという欠点がありますが、温かみや深みのある音や、独特の歪みを出すことができます。

エレキギター用アンプには、トランジスタアンプと真空管アンプの両方がありますが、アコースティックギター用アンプには、トランジスタアンプが主流です。これは、アコースティックギターの音を歪ませずにクリアに再現するために、トランジスタアンプの方が適しているからと言われています。

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# 主な機能の違い

エレキギター用アンプとアコースティックギター用アンプは、それぞれの楽器に合わせて、様々な機能が搭載されています。

例えば、一般的なエレキギター用アンプには、以下のような機能があります。

チャンネル切り替え：
クリーンやオーバードライブなどのチャンネルを切り替えることエフェクトループ：アンプの前段と後段の間に外部のエフェクターを接続することができます。

フットスイッチ：
アンプのチャンネルやエフェクトを足で操作することができます。

ヘッドホン出力：
ヘッドホンを接続して、周囲に音を響かせずに練習することができます。

オーディオ入力：
スマートフォンや音楽プレーヤーなどのオーディオ機器を接続して、バッキングトラックや曲に合わせて演奏することができます。

以上の機能に加え、アコースティックギター用アンプには、追加で次のような機能がついているものも多いです。

マイク入力：
マイクを接続して、弾き語りやボーカルの伴奏をすることができます。

フィードバックキャンセル：
アコースティックギターのハウリングを防ぐための機能です。

チューナー：
アンプに内蔵されたチューナーで、ギターのチューニングをすることができます。
フェイズスイッチ：音の位相を反転させることで、音のキャンセルや補強をすることができます。

ノッチフィルター：
特定の周波数帯域をカットすることで、音のノイズやハウリングを減らすことができます。

このようなアコースティックギター用アンプ特有の機能をうまく活用し、快適に演奏をできる環境を作ると良いでしょう。